「不思議だわ」

2016/06/10

小話。

新宿駅ですれ違った男性が猫からフォースみたいのが出ているイラスト、

しかも物凄くサイケデリックつーかスペーシーな感じのを着ていて、

「ああ、夏が来たわ」

って思いました。

ソフィア・コッポラが今椿姫の舞台監督をやっていますが。

私が初めて観劇したのも椿姫でした。

着物やイブニングドレス姿のご婦人ばっかりで、

20歳の私は一人で冷や汗タラタラこぼしたのを覚えています。

聴きどころの多い美しい悲劇。

貴族や娼婦で溢れかえる物語は

衣装も見応えたっぷり。

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こんな劇場で観劇できたら幸せだろうな。


椿姫同様、”姫”と付くものには悲劇が多く。

森鴎外の舞姫しかり。駒姫もか。

美しい女が思い悩んだり、

身を引きちぎられる悲しみに襲われたり、

狂気に冒され、果ては死を迎えることすら

私たちは美しい、その様を見たい、と願うわけですね。

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オフィーリアは姫ではないですが。

うら若き乙女が美しいせせらぎ、植物、色彩の中に

浮かぶ様、

それに反比例するように開かれた口、

青白い皮膚、焦点の合わない目。

美しい彼女も水の流れに、木々たちの根や蔦に絡みとられ

沈んでいくのでしょう。

実際こんな人見かけたら卒倒しますけどね。

ハムレットやミレーの力量、

半端じゃないですね。やはり。


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